2015年7月29日水曜日

2015年7月25・26日 IIJmio meeting 8 で iPhone の APN 設定と LTE 通信の安定化について説明があった。

7月25日大阪、26日東京で IIJmio meeting 8が開催された。
今回のmeeting では、先日 IIJてくろぐにて公開された「APN構成プロファイルの変更で、iPhone・iPadの通信が安定?」について、IIJでの調査・分析結果について解説がなされた。
この詳細は、IIJてくろぐ「みおふぉんを友人に紹介する・近未来のMVNO・iOSの挙動 (IIJmio meeting 8資料公開)」にて資料と共に公開されている。
ここで着目すべきは、最終的には「更なる調査が必要」とまとめているが、KDDI通信網でのmineo SIMでの調査結果も掲載されていることである。

結論

これらをまとめると、
通信が安定しない理由は、『SIM フリー iPhone + MVNO SIM で LTE 通信が安定しないのは、ネットワーク側から「ESM Information Request」時に、Docomo回線利用 MVNO SIM を使用しているのに、APN:spmode.ne.jp にアクセスしに行ってしまうため。』
それを回避するには、以下の2点を守るべし!

  1. 音声 SIM もしくは、SMS付きSIM を使用すること。
  2. Cellular Payload版APN構成プロファイルを利用すること。
これらは、「MVNOとSIMフリー端末の問題について (iOS編)」の56ページ目に記載されている。

2015年7月25日土曜日

7/23より、MyIMEIUnlock.com から返金の連絡が多数届いています

MyIMEIUnlock.comのサービス安定性が改善されない・・・

このブログの読者の方から頂いた情報をシェアします。
7月23日04:51のdemio3333様から、「サービスが長期間不安定なため返金します。サービス安定後、再連絡します。」との連絡が、https://myimeiunlock.com/より届いたとの情報を得ました。以下がそのメールの引用です。
Dear Customer

We are sorry for delay but the service was unstable for long time we have waited a lot until it get stable but unfortunately not so we have refunded your full payment Order

Note; As if the service get stable again we will contact you
この情報を皮切りに、次々と7名の方から、同様な情報を提供いただきました。

その一方で、2名の方から『「Kiddy Premium」という100%成功率のサービスに申し込んでいるから、実働20日待ってくれ』との連絡も来ているようです。
Dear customer,
We are sorry for delay the service was down over the world not from MYIMEIUNLOCK now the processing starts we have submitted your Order we are now using new service called Kiddy Premium which have 100 % success rate will work with no problems the processing will take about 20 working days, we can't cancel the order now as its in the processing state so please wait we will update you as if the order unlocked completely

We are very sorry for delay

今回の件で、私はこのような対応をしたMyIMEIUnlock.comのファクトリーアンロックサービスは人を騙すようなサービスではないと感じました。

このブログの11月の投稿で、『MyIMEIUnlock.comは信じられそうなサービスなので、iPhoneのSIMロック解除を申し込んでみた。その結果、無事iPhoneのSIMロック解除ができた。』との内容で公開しました。
今年に入って、その記事を信じMyIMEIUnlock.comにiPhoneのSIMロック解除を申込み、何名もの方から、「SIMロック解除されない・・・」との連絡を受けました。
その原因は、MyIMEIUnlock.comが利用しているサービスの安定性に問題があるようで、その結果、日本以外からの注文者にも同様な状態になっているようです。
7月23日より、注文者への返金の連絡と、サービス安定化後に再連絡する旨の連絡が届き出しています。

2015年7月13日月曜日

「KDDI au LTE網を使ったMVNOサービスでもiPhone・iPadが通信できる」by IIJ てくろぐ

IIJのエンジニアによる公式blog(てくろぐ=tech・blog)で、構成プロファイルの設定内容を変更したら、KDDI au LTE網を使ったMVNOサービスでもiPhone・iPadが通信できるようになったとの記事が公開されました。以下の記事は全て、IIJてくろぐからの引用になります(なお、本Blogでの引用について、IIJによる許諾は得ておりません。著作権等での指摘を頂いた場合、速やかに本記事は削除しますのでご了承ください)。
APN構成プロファイルの変更でiPhone・iPadの通信が安定?(http://techlog.iij.ad.jp/archives/1574)

APN構成プロファイルを設定する2つの方法

通信の設定をするAPN構成プロファイルを記述する方法に
(1)iOS6以前から使われていたAPN Payloadによる方法、
(2)iOS8で移行する予定だったCellular Payloadによる方法、
の2つがあるようです。今回(2)の方法でAPN構成プロファイルを作成し試してみたところ、以下の現象が確認されたそうです。

【Cellular Payloadを用いたAPN構成プロファイル 】で改善されたこと
(1)doomo網を使ったMVNOサービスでiPhone・iPadのLTE接続が安定する。
従来、IIJmioのSIMカードをiPhone・iPadに取り付けた場合、「LTE圏内なのに、3Gで接続してしまい、なかなかLTEで繋がらない」「通信ができるようになるまで極端に時間がかかる」という現象がありました。パラメータを追加することでこういった現象が改善し、速やかにLTEで接続できるようになりました。
(2)KDDI au LTE網を使ったMVNOサービスでもiPhone・iPadが通信できる。
従来、KDDI au LTE網を使ったMVNOサービスのSIMカードでは、iPhone・iPadは一切通信ができませんでした。IIJが提供する法人向けのMVNOサービスに同じパラメータを追加したAPN構成プロファイルを適用したところ、iPhone・iPadでもデータ通信ができるようになりました。

Cellular Payloadを用いたAPN構成プロファイルの入手先

Cellular Payloadを用いたAPN構成プロファイルの入手先は http://techlog.iij.ad.jp/sp/miolte/cellular2.html になります。
ここには、下記注意書きがありますので、利用する場合は注意事項を理解した上で利用するようにしましょう。
ご注意
APN構成プロファイル (Cellular Payload・パラメータ追加版)は実験的に提供するものです。プロファイルが期待通りに動作するか、副作用は無いかについて、十分な確認は取れていません。問題が発生した際にご自身で対応できる方以外はご利用を避けてください。
以下に、構成プロファイルのリンクを掲載しておきます。
Cellular Payloadを用いたAPN構成プロファイル

Docomo網MVNOサービス利用者にとっても、au iPhone をKDDI網のMVNOサービスで利用したい方にとっても嬉しい報告ですね。さずが、IIJ!


2015年7月11日土曜日

Thumbsup 社 iPhone 用 Dual SIM ケースって何?

先日(2015/7/9)、engadget 日本版(http://japanese.engadget.com)2枚のSIMを装着し切り替え可能なiPhone 6用ケース発売、金属製コネクタで接触不良低減 - Engadget Japaneseという記事が投稿された。
英国サムズアップがiPhone 6用デュアルSIMケース『IP6DUCAS』の発売を開始しました。日本での販売はスマートフォン用アクセサリを扱うアレスです。同社サイトでの直販価格は6912円(税込)。
とあるので、ちょっと調べてみました。

日本での発売はアレス社


日本で同商品を販売しているアレス社販売サイト ARES Direct に行ってみると、今回iPhone6 用のデュアルSIMケース IP6DUCAS 以外にも、iPhone5 用のデュアルSIMケース IP5DUCAS も販売しているではありませんか・・・、あっ!でもよく見たら、iPhone5 用のデュアルSIMケースは売り切れでした。

英国サムズアップ社って?

サムズアップ社という名前は今まで聞いたことがないので「thumbsup uk」とGoogleで検索してみました。すると、ありました。多分下記のサイトです。
Gift Wholesalers UK: Toys Distributor, Gadgets, Innovative Products - thumbsUp! (http://www.thumbsup.com)

はっきりさせるために、ここの検索フォームで DUCAS と入力し検索してみます。すると、なんと iPhone6 用(左側)、iPhone4 用(中央)、iPhone5 用(右側)のデュアルSIMケースが表示されました。こんなの前からあったんだ・・・!

どこかで安く買えないかな?

上記検索結果から iPhone6 用デュアルSIMケースをクリックし、更に「WHERE TO BUY」をクリックしてみましたが、
購入先について情報が表示されません。iPhone6 用は発売したばかりだからでしょうか?
日本で購入するなら、ARES Directに行くしかありません。

iPhone5 用デュアルSIMケースをクリックし、更に「WHERE TO BUY」をクリックしてみると、今度は何社か購入先が表示されました。
  • GIFT ZONE
  • morpeth mobiles
  • MobileFun.co.uk
  • CampusGifts.co.uk
  • GADGET INSPECTOR
しかし、これらは今まで購入したことがないところばかりです。

こんなときはAmazonでしょうか!?

iPhone6 用は Amazon.co.uk にありました。

£19.71 +送料£9.99 = £26.7 ≒ 約5100円ですね。
iPhone5 用は Amazon.com にありました。

$39.99+送料$10.97 = $50.73 ≒ 約6300円ですね。EXPANSYS-USAにもありました。こちらは$38.95で少々安いですが、直接日本には送付してもらえませんので、海外輸入業者を経由すると、ことらの方が高くなってしまいますね。

(追加情報)
日本のAmazonにもiPhone5用DUCAS ありました。こちらも売り切れですが、カスタマーレビューの結果が星2つになっています。


「この商品のiPhoneに挿入するSIM部の作りに問題があり、最終的にiPhone5を破損してしまった」というMOTという方のコメントがありました。
”IPHONE側へ挿入することすらできなかった。
商品を観察すると、IPHONEへ挿入する金属片の裏にIPHONE側のSIM読み取りと接触する基盤が張り付けてあるようだが、浮いており、かつ、糊状(両面テープ?)がはみだしていたのでSIM装着部より厚く、挿入することすらできなかった。 
返品して交換したものは幾分「まし」であったが、基盤が浮いているような状態は同じであり、挿入には慎重かつ丁寧に時間をかけてないといけない。
結果、挿入ししてもSIMを読み取らなかったので外してみると、その基盤のようなものが内部で削れ、カスのようなものとなってIPHONESIM挿入部や内部に残存してしていた。結果IPHONEを破損させてしまった。製品説明には使用上IPHONEが破損しても責任はとらないと謳っているためメーカー(販売元)に責を問えない。IPHONEを破損する前に返品を強くお勧めする。”
購入する方はiPhone5に取り付ける際、注意が必要ですね。

結論

iPhone6 用デュアルSIMケースの購入は、Amazon.co.uk で購入すると5100円程度で、ARES Direct 6912円より200円程度安い。アフターケアのことを考えると、素直にARES Directでの購入がお勧め。
iPhone5 用デュアルSIMケースの購入は、Amazon.com で6300円程度、ARES Directでは売り切れなので、ここで買う選択肢しかありません。



2015年7月8日水曜日

Docomo の SIM ロック解除の受付条件が一部変更となりました(2015年7月7日)。

Docomo は「 SIM ロック解除の受付条件を一部変更した」ことを発表しました(https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/07/07_01.html)。

これまでの発表では、「対象機種の購入日から6か月以上経過していること」という6ヶ月間の解除制限期間が設けられていました。しかし、今回の発表で、
  1. 前回のSIMロック解除実績から6か月以上経過していれば、購入日当日からSIMロック解除の受付が可能。
  2. 前回のSIMロック解除実績から6か月が経過していない場合は、前回のSIMロック解除から6か月が経過した日からSIMロック解除の受付が可能。
となりました。
したがって、【受付条件】の5条件が以下のようになると思われます(Docomoサイトでは【受付条件】はまだ変更されていませんでした@2015,7,7)。

【(新)受付条件】

  1. ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと
  2. ご利用料金のお支払実績が確認できること
  3. 契約者ご本人の購入履歴がある機種であること
  4. 対象機種の購入日から6か月以上経過していること
    契約回線において、前回のSIMロック解除実績から6か月以上が経過していること
  5. すでにドコモを解約済の方は、解約日から3か月以内であること
 これで、パケット通信料金がMVNO並みに下がれば、MVNOからMNPするのにな!